参考資料:緑の党は「領土紛争」問題の解決をどう考えているのか? 【談話】竹島・尖閣諸島問題は「奪い合い」から「共に保全」へ

緑の党」声明・見解・論説・時事コメントHPより
http://greens.gr.jp/seimei/2386/


出所:http://www.facebook.com/photo.php?fbid=311520462280603&set=a.100352550064063.235.100002679540481&type=1&theater

【酒井一繁さんの投稿より】今日のデモで写真のようなポスターを自作して参加した、勇気ある女の子がいました。
デモの途中、文化レベルの低い中年男性に罵声と共に破り捨てられ涙を流していたといいます。
こうした事実は中国でも日本のメディアでも取り上げて欲しいと思います。
ポスターに書いてある中国語は下記のような内容です。

【日本語訳】
私たちは戦争も地震も水害もすべて経験した。
今はファシストじゃない。
私たちの領土は殴ったり、壊したり、燃やしたりすることで守るものではない。
今は文化大革命じゃない。
北京のオリンピックは全世界がみていました。
お願いだから傷つけるのを止めてください。
私たちの祖国は愛で満ち溢れていることを思い出してください。


【談話】竹島尖閣諸島問題は「奪い合い」から「共に保全」へ

2012/08/24

共同代表 中山 均

 竹島尖閣諸島の「領有」をめぐる緊張が高まっています。

 しかし、そもそも国境線は、近代国家成立の過程で人為的に引かれたものです。日本政府による尖閣諸島竹島「領有」に関する主張にも、かつての領土拡張政策に対する自省的な視点が欠如しています。一方、中国や韓国のナショナリズムや覇権的な立場に基づく主張や行動も、支持できるものではありません。

 各国政府が国内の切実な生活課題を放置したまま、見通しも無く強硬策を応酬すれば、対立をエスカレートさせ、深刻な結果をもたらす可能性もあります。

 私たちは、各国政府と市民に対し、互いの主張に隔たりがあることを認め、行動を自制することを求めます。政府間の協議体制の確立、海洋調査や漁業協定など既存の枠組みを活かした信頼関係の醸成も必要です。また、国境問題の背景にある海洋資源の「開発」ではなく、環境の共同「保全」という視点も、問題の解決の重要な要素のひとつであると考えます。